未経験の方が介護職で働く際の問題点とは

介護の経験が皆無の人が、介護職で働く時に出てくる問題が、介護をする時に「時間がかかる」ということです。
例えば、高齢者の衣服の着脱をする時に、介護経験が浅い未経験の方は、何分、何十分も時間を取られてしまうことがあります。
介護が必要な高齢者の中には、体に麻痺があり、自身で衣服の着脱ができないばかりか、関節が固くなってしまっていて着脱に手こずってしまう事も多いです。
そして、そうこうしているうちに、他の居室からナースコールが鳴って焦り、更に手こずるという悪循環に陥る事もあります。
未経験で介護職として働く方のあるあるです。
では、どうやったら未経験者に多い手こずりを無くせるかと言えば、練習しかありません。
衣服の着脱ケアの他に、時間がかかりやすい介助としては排泄介助があります。
高齢者が便を漏らしてしまい、下のシーツまで汚れてしまった時には、かなり時間がかかることも多いです。
ですから、普段から自宅で練習をしたりして、技術を磨いておくことが必要です。
衣服の着脱の練習については、家族に協力してもらえば自宅でも練習できます。
また、排泄介助も同様です。
もし、一人暮らしをしていて自宅で練習ができないというときには、介護職員のスキルアップ研修等に参加するのもいいでしょう。
スキルアップ研修や講座は色々な場所で開催されていて、無料もしくは有料で受講することができます。
常日頃から練習をしておけば、未経験の方が陥りやすい介護や介助に時間がかかる事も少なくなり、スムーズに仕事ができるようになってくるというわけです。
沢山練習をして仕事に慣れていきましょう。